「記帳代行」、「経理代行」、両方ともに同じことのようにも見えますが、異なる代行サービスです。
それぞれの代行サービスの違いについて分かりやすくまとめてみました。
「記帳代行」とは?
「記帳」とは、お金の出入りを帳簿などに記録することを言います。
これは、税金を正しく申告するために、日々の取引で発生する経費や売り上げを帳簿に記録します。現代では、会計ソフトへの入力することを指します。
この帳簿への入力業務を、アウトソーシング会社が代わりに行うことを「記帳代行」と言います。
マイクロソフトが提供する計算ソフトの「エクセル」でも管理できますが、出力することも考えると限界があります。会計ソフトを利用することにより、日々の仕分け入力で、総勘定元帳や試算表、損益計算書、貸借対象表にも自動で反映されます。
代行することによって、税務において不利益な計上をしてしまうことや、違法と知らずに脱税に近い計上をしてしまうことを予防することができます。会計ソフトへの入力ができることと、正しく会計ソフトに入力ができることは全く別です。
経理代行とは?
「経理」とはお金に関する情報を識別して測定し、伝達するプロセスのことを指します。
また、お金に関する処理業務のことを指します。
例えば、
・各種伝票の起票
・帳簿の記帳
・請求業務
・支払い業務
・税金の申告
・決算書の作成
・収支バランスの管理
・取引先の与信管理
・計算書の発行
などの業務があります。
これらの業務を、アウトソーシング会社が代わりに行うことを「経理代行」と言います。
つまり、先に記載した「記帳」とは、「経理」の業務の一部と考えることができます。
経理は、お金を管理する専門家なのでミスは許されません。
入力を1桁間違えた、、など、小さなミスが大きな損害に繋がることがあります。経理に求められるのは、1円の誤差もない正確さです。
また、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などの会社のお金に関する情報を収集して情報を読み取り、経営者に資金繰りの状態を報告したり、改善が必要なポイントを把握して判断を仰ぐスキルも求められます。
営業のように自ら収益を上げる部署ではありません。しかし、経営判断を誤って会社の資金がショートすると会社は存続することができませんので、おろそかにはできません。経理がしっかりしているかどうかは会社の未来にも大きく差がついてしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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